心理学やスピリチュアルなどの学びが、マイナスに作用している時にすべきこと

2017年7月10日

あなたがラクに楽しく生きるため、なりたい自分になるため、幸せを感じられる自分になるためなどに学んだこと、たとえば心理学やスピリチュアル、自己啓発など、それらが逆にあなたを苦しめたり、あなたを責めたり、なんだかグルグルとハマってしまうようなツールになっていませんか?

 

 

大きな勘違いにハマっている?

心理学、こころの仕組みやスピリチュアリティを学んで、これは自分の中の何かがいけないんじゃないか、とか、解決できない自分はダメだな、とか、まだまだ足りないなどの思考に陥ったり、迷宮入りしている人をよく見かけます。こういった状態になると、あちらこちらに学びに行ったり、何かを受けてみたり、本やインターネットを読みあさったり…と、益々グルグルが止まらなくなる。私もたまにグルグルに入りますけどね(笑)

外側を攻撃するのをやめる代わりに、自分の内側に向うのは良いのですが、、無意識に自分に刃(やいば)を向けてしまう人が多い。でも、これでは、やってることは同じなんですよね。

何が同じかというと、原因となった外側の世界(他者)を意識して、自分に刃を向けて痛みを感じるので、結果的には、外の世界を攻撃し続けるのと同じ状態だということ。

あなた自身に刃を向けるのではなく、ただただ『あなたに気づいてあげればいい』はずですね。

 

グルグルにハマったら、抜け出すためにすること

頭の中で、ゴチャゴチャ考えてると迷宮入りするので、そんな時におすすめなのは、やっぱり紙に書き出すことです。これが、紙=神=自分自身との対話になります。

悩み、イライラモヤモヤからいち早く抜け出すために、私はセミナーや講座で、『事実を見よう』というお話しを必ずします。そして書き出しワークをおすすめしています。

ここは、頭の中を見える化する、潜在意識を顕在化する作業を論理的に行います。良かったら、こちらからPDFをダウンロードして使ってみてください。最近のスプーン曲げワークショップでも配布しているもので、2017年7月29日のコミュニケーション講座でも使います。

 

あるいはカウンセラーやセラピスト(私ね^^)、ちゃんとあなたのこころに寄り添って聴いてくれる人に喋ってみること

書いたり、喋ったりすると、自分の頭の中のグルグルから離れることができ、客観的に事実を観れたり、問題はその出来事や人ではなく、自分で自分を縛っている固定観念・価値観が創り出していたんだな、と気づくことができます。

 

それらは悪いものではないこと、ジャッジしないことなどを思い出そう

ですが、ここで勘違いして欲しくないのは、そのあなたの固定観念・価値観が悪いものではないんだよってこと。そういうのが自分にはあるんだ、と知ってあげるだけでいいんです。

それらは、

  • 自分を守ってきたもの
  • 何度も同じ経験から固定化されたもの
  • 身近なひとからの価値観を受け継いできたもの
  • それらを今も選択し、採用している自分がいる

と、まずそこに気づいてあげる。そして、それは良い悪いもなく、誰のせいでもなく、あなたが自分を知っていくためのプロセスでしかなかったんだと気づくことです。

 

そして、あなたは、いま、その固定観念・価値観で世の中を見ているので、こんな世界はもうイヤだ、と思うのなら、違う視点で観てゆけばいいよね。同じ出来事(事実)であっても、真実は人の数だけある、ということを思い出せばいいだけです。

自分が世界を創っている。だから自分が観たい世界を創造してゆけばいい。

そしてイヤだと思うこと、イヤな人なら、離れればいいし、そこに居続けることはない。その選択の自由も、あなたにあるのだから・・・。その際に大事なのは、イヤなもの、イヤな人だから、切る、排除する、逃げる、捨てるのではなくて、『卒業』のステップです。ここをすっ飛ばせば、また同じ学びがやってきますよね。

 

卒業に必要なのはとてもシンプルなこと

今の環境、人間関係から、卒業するために必要なこと、大切なのは何でしたっけ?よーく思い出してみてください。とてもシンプルなことだったはずです。

 

イヤなことはイヤだと伝えることだったり、
あなたの中に芽生えた感情をしっかり感じてあげることだったり、
自分に嘘をつかないことだったり・・・

あなたに気づいてあげて、あなたを知ってあげて、あなた自身のために、あなたが外の世界に向かって表現、言動してあげること。その上で「あぁ、もういいかな」と思ったら卒業ですね。あなたが心地良いところへ、一歩、踏み出してゆけばいいだけでした。

それが、インナーチャイルドを癒し、一緒に成長してゆくということです。大人のあなたが、今、選択していること、自分の言動、人生に、責任を持ってゆくこと。

 

あなた自身に気づくことに意識的であろう

 

私達は、油断すると今までの癖に引っ張られやすい、ということに気づいていればいいんです。これが意識的である、ということ。

意識もエネルギーです。善悪、正誤といった極で、出来事、人を自分を、ジャッジするためにエネルギーを使ったり、逆に向けられたりして、私達は傷ついてきました。だから、あなたは本を読んだり、誰かから何かを学んだりしたのではないでしょうか?

 

脳とこころとカラダは繋がっていると聞いたことがあるかと思います。脳は、必要なホルモンや神経伝達物質を出しますが、その命令の大元は腸からだと最近では科学的にも証明されてきましたね。

それらによって、私達はこころは左右されるし、カラダは緊張したり、コリを作ったり、病気を作ったりします。感情やこころが先かもしれないし、体調不良が先かもしれないし、その時々、どれが最初に反応しようが、どれかひとつがマイナスに傾けば、他のふたつも連動され影響し合います。

なぜなら、バランスを取ろうとするからです。私達の頭(顕在意識)では思いもよらない目的が休むことなく働いているんです。

また私達は、三位一体(魂、こころ、肉体)、すべてエネルギー体の一部だと言われています。意識を向けた方にエネルギーは流れます。不安にばかり目を向けていたら、不安が増えてゆきます。

エネルギーがネガティブに偏ってると気づいたら、無理に変えようとするのではなく、思考を眺め解放してゆく瞑想をしたり、緊張したカラダを緩めたり、背中を丸めハートを閉じた姿勢から胸を開くように正してみたり、口角をあげてみることで、意識の向き先、エネルギーの流れは自然に変わってゆくのです。

「笑いながら、落ち込んでみてください」なんていう心理ワークなどがありますが、やったことがある人は、それは無理だと体感されたことでしょう。やったことがない人は、やってみてください。鏡の前でニッコリしながら、「いま、悲しいんだよね」と言ってみてください。その姿に、笑えるし、悲しみを感じることなんてできませんから(笑)。

 

ただ気づくことに意識的になって、くつろいでいよう

 

長くなってしまいましたが、まとめです。

なんかうまくいかないな、体調が悪いな、というのは、エネルギーが傾いているよ、バランスを崩しているよ、というお知らせです。

そこをスルーして新たに何かを学んだり、内側に刃を向けたり、外側に答えを求めるのではなく、書き出す、話す、カラダを緩める休める、思考を休める、などをしてあなた自身に気づき、バランスを整えること(インナーチャイルドの癒しや、今までと違う行動)をしていってあげましょう。

私達は、この世を去るまで、そんな練習をし続けてゆくのではないかなと思います。

そしてどんな時も、あなたは自分の神聖さ = あなたの尊い命(これは私の定義ですが)の中で、くつろいでいたらいいんです。

そのくつろぎの間に、あなたが求めている答えを、魂はお知らせしてくれるのかもしれませんね。