セラピーとは、目に見えないこころのケア

2017年4月28日

アロマセラピー、カラーセラピー、ヒプノセラピー(催眠療法)、ゲシュタルト療法、認知行動療法、また箱庭療法、音楽療法、絵画療法といった芸術療法も、すべて心理療法のくくりとなります。

日本ではまだまだ認知度が低いのが現状です。それはどうしてなのでしょう? 

セラピーとは

セラピーを日本語にすると、『療法』です。

”物理的また化学的手段に拠らず、教示、対話、訓練を通して認知、情緒、行動などに変容をもたらすことで、精神障害や心身症の治療、心理的な問題、不適応な行動などの解決に寄与し、人々の精神的健康の回復、保持、増進を図ろうとする理論と技法の体系のことである。” (Wikipediaより)

セラピー、セラピストのイメージ

最近では、統合医療、代替医療などを積極的に行っている医師の元で、いろいろな療法が施されていますが、あなたは『セラピー』と聞いて、どんなイメージをお持ちでしょう?

日本では、まだまだ怪しいものと認識されている人が多いです。それはなぜでしょうか?

セラピストというものが国家資格になっていないので、西洋に比べると、とても認知度が低いのが現状です。そのため敷居が低く、ちょっと学べば誰もがセラピストと銘打ってしまえるのです。タロットなどのカードを扱ってる人も◯◯カードセラピスト、と『セラピスト』と言うことができますし、私がお伝えしている、ライフプログラミングセラピーもそうですが、◯◯セラピーと自由に名前を付けることが可能です。自分がカウンセラーだと言えば、そうできるのが、今の日本なのです。

また、なんらかのセラピーを初めて受ける際に、セラピストとしての姿勢、あり方が歪んでいる人から受けてしまうことで、悪い印象を持っている人も少なくありません。このようなことから、セラピーって一体なんなの?というのが、悲しいかな、日本での現状です。

しかし、ちゃんとした臨床を長年に渡り続けてこられ、社会貢献をしている人達も多く存在しています。

セラピスト自身が『セラピスト』をどのように捉えているか、セラピスト個人の姿勢、あり方が、とても重要で、セラピスト業界全体の認知度、信頼度に影響を及ぼすことになっているのです。

セラピーはどのような時に、どんな人に有効なのか

ここでは、どのセラピーが何にどのような状態に有効なのか、については省略しますが、大まかに言えば、『自分をよりよく保つため、こころの健全を保つためにとても役立つツール』だと言えます。

競争、スピード、情報社会で、誰もが何かのキッカケでうつ状態になりうる現代、私達は多くのストレスを抱えています。それを無視して、あるいは気づかずに頑張り続ける『こころの癖』から、こころの病やカラダの不調となって現れているのです。

セラピーは病んでいる人が受けるもの、そう捉えている人が多いですが、風邪を引かないようにマスクしたりウガイして予防する、風邪を引いたら、それなりの対処をするのと同じく、お肌のケア、カラダのメンテナンスと同じく、セラピーとは、誰にとっても、こころを健全に、良い状態に保つためのツールの一つであり、こころの仕組みを知ることは、予防対策になると感じています。

また、今の生き辛さから解放されたい、考え方の癖を変えたい、前向きになりたい、日々を楽しく過ごしたい、もっと人間関係を良くしていきたい、と誰もが考えますが、自分とのコミュニケーションとなるセラピーやこころの仕組みは、それらの願望を実現するのためのツールでもあり、自分を大切に扱い、今を生きやすくしていくための、今の時代だからこそ、誰にとっても最強のアイテムかもしれません。