子どもとのスキンシップが苦手、抱っこが辛いお母さんへ
私達は、「多数派の意見 = 正しい」と捉えがちです
女性は、男性を立てるべき
男性は、仕事だけしていればいい
母親は、子育てを優先すべき
学校は行かなければならない
ルールは守るべき
苦労は買ってでもするべき
お金は将来のために貯めるべき
結婚して一人前
子どもを産むべき
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など
多数派の価値観の押しつけにより
とても生き辛い人達を作り上げてしまうこともあります
今日は、その中でも、親子間の
「抱っこ」や「スキンシップ」について書いてみます
1日遅れちゃったけど
母の日にちなんで、お母さんへのエールを!
「抱き癖がつくよ」なんていうのは
もう今では非常識になりましたよね
その代わりに、
「抱っこはとても大切、たくさんしてあげましょう」
と言われるようになりました
うん、本当に大切だよね!
大人だって、キーってなってるとき
ぎゅーっと抱きしめてもらうと
スーっとわだかまりが溶けてゆくし
とても安心できるものです
え?経験ない?
じゃあ、ぜひ次回は、お願いしてやってもらいましょう
あるいは、やってあげてください^^
以前は、抱き癖が、と声高らかだったのに
今度は、抱っこが足りないから、◯◯になる、とか
その多数派の価値観を押しつけ
子どもをたくさん抱きしめてあげるべき
もっとスキンシップすべき
と、それができない母親を責める社会に
なってほしくないな、と思います
あなたはいかがですか?
多数派の意見で、少数派をジャッジしたり責めたりしていませんか?
子どもより先に、お母さんに安心な社会を
実はすでに苦しんでいるお母さん達がいることを
知ってほしいと思います
子どもより先に、お母さんにとって安心で優しい社会を・・・
と私は願っています
なぜなら
お母さんが幸せなら、子ども達も幸せだからです
そのためにも、私たちひとりひとりが
多数派や、自分の正しさ、価値観から
他者を観ないこと、判断、ジャッジしないことが大切です
母親とはこうあるべき、こうでなければならない
を押し付けられると
我が子を可愛いと思えない
抱っこできない
褒めてあげられない
冷たい態度をとってしまう
ついキツく怒鳴ってしまう
・
・
・
そんな風に、苦しんでいるお母さんが
こんな自分はダメな母親だ
なんて冷たい人間なんだろう
と、自分を責めて、益々苦しくなってしまうのです
当たり前にできるひとからしたら
我が子を抱きしめるなんて簡単なことじゃない!
何でできないの?と思われるでしょう
確かに、スキンシップ、抱きしめてあげることができたら
どんなに良いか・・・そんなことは、頭でわかってますよ^^
でも、できないから苦しんでる
そして、誰にも相談できずに悩んでいるお母さんが
実際には多いのです
あなたと同じではない、多数派が正しいわけではない
と、知っておいて欲しいな、と思います
そして、「なんで、できないの?」などの質問もタブーかな
ある意味、責めの質問になってしまいます
それよりも、何か手伝うことがあったら言ってね、と
声をかけてあげてください
相談できず、自分だけで抱えこみ
家の中に閉じこもってしまうと
問題は深刻化してゆきます
なので、子どもを守りたければ
お母さんを責める社会になってはならないんです
心にゆとりがある時は、抱っこできる場合
もし、あなたが、その辛い立場にいるお母さんで
心にゆとりがある時は、抱っこできる、というなら
他の、ねばべき、例えば・・・
洗い物はすぐにやらねばならない
部屋は毎日掃除しなくてはならない、などから
自分を解放してあげましょう
少しずつ手を抜くこと
そんな自分を許す練習をして
ゆとりを作ってみてください
どうしても手を抜くことができない
手を抜く自分を許せない場合は
心の癖なので、相談してくださいね
子どもに触れることに嫌悪感、違和感がある場合
もしも子どもに触れること自体に
とても違和感を感じる、嫌悪感があるとしたら
あなた自身が、本来、安心感が必要だった時期に
十分なスキンシップや愛情をかけてもらえなかったのかもしれません
そういう場合、自分が親になった時に
子どもにどう接したら良いのかわからなかったり
自分がしてもらえなかったものは
与えることができません
赤ちゃんのときは、抱っこできたけど
大きくなってきたら、手を繋いだりするのがイヤだったり
上の子はダメだけど、下の子は大丈夫だったり
甘えられることに、とてもイライラしたり
「なんでなのかわからないけど」
という感覚で辛い人もいるでしょう
これらは、幼少期に満たされなかったままの
あなたの感情(インナーチャイルド)が
無意識(潜在意識)に隠れたまま、気づけない状態なので
「なんでだかわからないけど・・・」という感覚になっているんです
理性ではどうにもできない部分です
無意識という自動プログラムが反応しているからです
自分がまだ抱っこされたい、甘えたい、愛されたい
という気持ちが残ったままでは
自分のお子さんに十分な愛情をかけられなくて当然です
そんなあなた自身をどうか責めないでください
もし、あなたが苦しんでいるなら
子どものことは、一旦置いといて
かつて満たされなかった子どものあなた自身を
癒すことを優先してきましょう
ヒプノセラピーの年齢退行やインナーチャイルドワークで
充分にあなた自身を癒してゆくことが可能です