幸せにならないことで復讐するのは、もうやめよう

2017年9月5日

自分を大切にして幸せでいることって、なによりの親孝行ですよね?!あなたが親であれば、自分のお子さんを見て、子どもが楽しそうな、幸せそうな姿、表情を見ていると、何より嬉しいと思うのではないでしょうか。

 

で、、なのですが・・・これを利用して、わざと不幸せな状態でいる人もいるのですよ!もちろん無意識に、ですが・・・

あなたはいかがでしょうか?「え?どういうこと?」と思いましたか?

 

 

幸せの直前で手放してしまう癖

 

たとえば・・・

  • お付き合いしている彼と、とてもうまくいっているのに、突如、こんな幸せはいつまでも続くはずがない、と不安にかられて自分から別れてしまったり、あるいは、別れがくるような行動をわざとしちゃう
  • 仕事で、何か達成する直前になると、急にやる気が失せて投げ出してしまうとか、上手くいかなくなるような出来事が起こる

など

幸せになりたいって、いつだって願ってるのに、どうして、直前になるとうまくいかなくなるんだろう・・・、どうして私は、いつまでも幸せになれないの?というあなたの無意識では、『自分を幸せにしないことで親に復讐する』というプログラムが働いているのかもしれません。

 

「私が幸せになったら、親が喜んじゃう、そんなの許せない」というプログラム

 

無意識で親のことを恨んでいる人というのは、

「自分が幸せになると、親を喜ばせることになる、親が幸せになってしまう、そんなの冗談じゃない!許せん!!」

「あのひと達は、私にずーっと嫌な思いばかりさせて、幸せな感覚をくれなかった、愛してくれなかった、ヒドいことばっかりされてきた!だから、私も、親に安心や、幸せなんて、あーげないっ!」

といったように、自分が不幸でいることで、親に復讐しているのです。

なんとビックリ?!?!?! ですよね。

こういったプログラムが働いていると、ずーっと自らチャンスを投げ出したり、上手くいかないことを引き寄せ続けます。

 

どうして、こんなプログラムが作られたのか

 

幼少期に、親から過剰に抑圧されたり、期待をかけられたり、親の思い通りにしないと、体罰を受けたり、愛されたかったのに、甘えたかったのに無視されたり、邪見に扱われたり・・・だから私は苦しんでいるんだ、という怒りを抱えているのかもしれません。

すると無意識では、そういった親を加害者にして、自分を被害者にしたままでいるんです。

そして、いつまでも幸せにならないことで、
「あなた達があんな風にヒドいことをしたから、ダメな育て方したから、私は幸せになれない、こんな人生なんだ」
と親に罪悪感を持たせ、復讐しているのです。

 

「された」、「してくれなかった」そんな親を「許せない」。私が許してしまうと、親の罪が消えてしまう、親が幸せな気分になっちゃう。「そんなの許せない!」なんです。

そう、これが復讐というプログラム。

いつまでも被害者になり続ける イコール 幸せになってやらないよ!と決めている。決めているのだから、幸せになりたいのに、幸せになれないというシンプルな結果です。

幸せにならないように、自分で仕向けているということです。このプログラムを、インナーチャイルドといいます。

あなたは、「いや、絶対にそん酷いこと思ってませんから。親とはうまくやってるし。」と、顕在意識で思っていても、現実世界を見れば、内側(こころ)の反映なので、ごまかせません。

本当かどうか、知りたい方はセラピーを受けてみられるとハッキリわかります。

 

本当は愛して欲しかっただけ

 

いつまでも親に心配させるような状態でいることで、自分を気にかけて欲しい、見てて欲しい、私に感心を向けて欲しい・・・そんな風に小さい頃から、必死で生きてきたのかもしれません。

要は、大好きな両親に愛して欲しかった。それが叶わなかった(と思い込んでいる)から、悲しくて生きていけないじゃないか!その責任を取って、あなたも不幸でいてよね!という怒りが作り上げたプログラムなのです。

 

いつまでも幸せになれない
私はなんて不幸なんだろう
なんのために産まれてきたんだろう?

そんな風に思うなら、一度疑ってみてください。

親を加害者にしたままにしていませんか?自分を被害者だと思ってませんか?

まずは、そこに向き合ってゆきましょう。

 

親の支配下に居続けているのと同じこと

 

オトナになったいま、この状態を続けているということは、自分の幸せ、人生を、親のせいにして、親に手渡したまま生きているということです。

親に復讐するために、不幸せな状態をあなたが好んで生きているのです。

よ〜く考えたら、この状態って、復讐しているつもりが、実は自分の幸せを親にコントロールされているのと同じですよね?!

だから、いつまでも苦しいんですよ。

 

インナーチャイルドを癒し、成長を促してゆきましょう

 

では、どうすれば良いのか?

 

そういった親に対する恨みや怒りは早く解放して、自分が幸せになることだけを考えていきましょう。だって、あなたは幸せになりたいのでしょう?^^ あなたが幸せな状態になったらね、それによって親が幸せを感じていることにすら、喜べるあなたになってます。

 

具体的には、

  • 怒ったままのインナーチャイルドを認めてあげる
  • 悲しんだままのインナーチャイルドを癒す
  • 駄々をこねているインナーチャイルドの成長を促す

というのを前回の記事のセルフワークをしてみてください。

もし親への怒りや不満など、どうしても自分で思い当たらない人は、顕在意識がかなり誤魔化しているので、ヒプノセラピーで直接、無意識(潜在意識)にアクセスし、インナーチャイルドの癒しを進めていきましょう。

 

前回のお話しでも書きましたが、「許す」のは、まず先に「自分自身」です。親への復讐のために、自分で自分を不幸にしてきたあなた自身を許すこと。そして被害者で在り続け、親を加害者にしてきたあなた自身を許してあげることです。

 

余談ですが・・・私の息子は、復讐ではありませんが、私への怒りを持っていました。彼はある時、「俺、マミーのこと許すことにしたから」と言ってきたことがあります。私にはその時、彼が言っている本当の意味は、まったくわかっていませんでした。実は、こころ、スピリチュアルなことに出会ったのは、私よりも息子が先なんです。

このお話しは、またの機会に・・・。