あなたのその褒め方、逆効果かも?!人間関係が良くなる褒め方、3つのポイント

あなたは、お子さんや部下、旦那さん、友人など誰かを褒める時、どのように褒めていますか?

もしかすると、あなたの褒め方は、まったく相手に届いてないかも・・・時には、逆効果の場合も?!

ということで今日は、簡単により良い人間関係に繋がる、相手も自分も心地良くなる褒め方の3つのポイントをお伝えします。

 

 

褒め方ポイント1:代名詞から名前で相手のこころと耳を傾かせる

1つ目は、 名前で呼んであげること です。旦那さんやパートナー、お子さん、同僚、部下、友人、誰にでも

「あなたって、素敵!」「お姉ちゃん、えらいね!」

と、代名詞から

「A子さんは、すごいね!」「Bちゃん、えらいね!」

と、名前を呼ばれることで、『私』を『個』としてちゃんと見てくれているという承認欲求が満たされます。すると、 あなたに対してこころが開き、その先を聴ける体制が整います。 

褒める時のポイントの1つ目としては、「お姉ちゃん」などの代名詞、一般化した言葉ではなく、名前を言ってあげることです。

 

褒め方ポイント2:抽象的から具体的にすると、良いとこ伸ばしになる

2つ目は 具体的に伝えること です。上記の例でいえば、何が「すごい」のかを具体的に言ってあげましょう。

「Bちゃんが、勉強を始める時、何をどれだけやろうって、計画を立てるところってスゴいよね!」

「Kくんは、ゲームをしても、自分で決めた時間で終わらせるところが、スゴいね!」

「Mさんは、チームの人への細かい気配りや目配りができて、困っているときに、サっと資料を整理したり準備してくれて、助かるよ。チームの皆からも、いつも助かってるって評判だよ!」

などなど・・・

 何が良かったのかを具体的に伝えることで、相手は『当たり前』だと思っていたことが、 「あ、これって特別なんだ、ココは自分の良いところなんだ」と自信に繫がったり、向上心が高まっていく効果があります。

コレが、「良いところを伸ばす」です!

 

褒め方ポイント3:結果からプロセスに視点を変えると、チャレンジ精神が育つ

「Rちゃん、90点採れて、えらかったね!」
「Tくん、100M走でベストタイムなんて、スゴいね!」
「Cさん、プレゼンして商談成立したって、やったね!」

と、今までの名前と具体的が合わさって、これでも良い感じなのですが、ここで、もうひとひねりです。

 結果に対して褒めるのではなく、プロセスを褒めてあげましょう 

結果が褒められると、「次もこれ以上の結果を出さなければ!」という大きなプレッシャーから、失敗を怖れ萎縮してしまい、力が発揮できない状態になりかねません。また結果ばかりを褒めていると、褒める方も結果ばかりを求めるようになります。
前回より結果が悪い時に、「残念だったね」「また次に頑張ろうね」と声をかけたとしても、本人は、それまでの努力が報われないままの気持ちになり、条件付きでしか褒めてもらえないんだ、という気持ちになります。

すると、結果を出すためなら、ズルしてでも、どんな手口でも使う、なんてことになりかねません。ちょっと脅しているみたいですが^^;

褒めるときは、良い結果だろうが、残念な結果だろうが、それまでの 道のり、プロセスに目を向け、その子がしていた努力、頑張りを褒めてあげましょう。 

先ほどの例でいえば

「Rちゃん、毎日、時間を決めてテスト勉強頑張ってたもんね、えらかったね!」
「Tくん、朝練したり、筋トレをよく頑張って手にしたタイムなんだね!」
「Cさん、遅くまでプレゼンの練習頑張ってたもんね。喋りにも自信が溢れてたよ。やったね!」

など、まったく違った印象になったのではないでしょうか。

このようにプロセスについて褒められると、どんな時も、自分のことを見て、気にしてくれてる、見守ってくれてる、どんな自分(結果)でも大丈夫だ、オッケーなんだ、といった安心感の中で、次へ尻込みすることなくチャレンジ精神を養ってゆけます。

 
カウンセリングの現場から観ても、この言葉の掛けられ方というのは、自己受容、自己肯定に繋がっているので、実はとても大切なんです。進路や就活、社会に出てから、そして恋愛など、その人の人生に、大きく影響を与えているところだと感じています。

 


講座や研修などで、褒めるワークをすると、独身の方もママもパパも学生ちゃんも、多くのひと達がこう言います。
 「褒められたことって、あまりないです。だから照れくさいけど、嬉しいものですね!」 

そうなんです!みなさん、褒められる経験がとても少ないのです。なので、褒める経験も少なければ、褒め方も、イマイチだったりするのです^^

褒めて褒められて、が、上手にできるようになると、人間関係は、より良くなっていきます。ぜひ、この3つポイントを意識して、自分自身にも、他者にも心地良い褒め方に変えてみてください。

 

褒めるのが苦手な人、褒められるのが苦手な人がいますが、それについては、またの機会に。