平凡は不幸で、特別が幸せ、という勘違い
「私は、この先の未来、幸せについて考えるなんて、どうでもいいなぁ」
と、頭にふと浮かび、「え?」と、自分にビックリしたことがありました。
あ・・・決して人生を諦めた発言ではないですよ^^
どんな感覚で、このように思ったんだろう?と見つめてみたら・・・
だって、いま、幸せだし
いま、幸せだな~って感じられるだけで充分だなぁ
いま、幸せを感じられるんだから、明日も幸せを感じられるし
そしたら明後日も、1週間後も、10年後も、死ぬまで幸せだわ♪
という感じでした。
「や・・・やぐちさん、ダイジョブ?ナニ言ってるの?」
という声が聞えてきそうですね^^
私にとって、生きている上で、幸せに関して必要だと思うことは、たった一つ。
『いま、幸せを感じる力』
これさえあれば充分だな、と思っています。
もちろん、一日中、幸せを感じている、とか、もう一生悩むことや不幸せと感じることがない、という話しではなく、いつでも、どんなときでも、この瞬間に、
『幸せを見つめる目』、『幸せを感じるチカラ』があれば
明日だって、30年後だって『幸せな状態を自分で選ぶことができるんだ』ということです。
幸せを感じるチカラとは、幸せな状態を選ぶチカラでもあります。
あなたは、平凡では、幸せではない、何か特別だから幸せなんだと思い込んでいませんか?
あなたは、不幸せを選ぶことが、得意になっていませんか?
他の人と同じようにしてないと叩かれる
幸せのあとは不幸せがくる
世の中、そんなに甘くない
人生とは苦労するものだ
将来のために、貯金しておくべき
儲けている人は悪いことをしている
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・
などなど、これらって、刷り込み、思い込み=固定観念です。
え?! 本気でそう思ってますか? では、下記の質問をしてみてください。
「それは本当?」 「誰が決めたの?」 「その中の事実は?」
不幸せな出来事や、ダメなとこ、欠けてるとこを見つけ
オマケに数えちゃったりして
その不幸せ感や不安感ばっかり感じて生きているのと
幸せな出来事や、できてること、ある(持ってる)こと
良いところを見つめて感じて生きるのと
あなたはどちらが好きですか? どっちが心地良いですか?
馬鹿にしてるのか?!って声が聞えてきそうですが、本気で聞いてます。
あなたはどちらが得意? あなたがいつも選択しているのはどちらですか?
こころがフラットな時ほど、実は幸せなのかも・・・
さて、不幸せ感、心地悪い感、不快感がない時、また特別に嬉しいも楽しいもない時ってありますよね。フラットな状態です。
この時が、実はとても良い状態なのですが、あなたはそれに気づいているでしょうか?
快にも不快にも揺れていない、湖面がとても静か~な状態です。
ここに、不快なこと、あるいは快なことであっても、何かこころが動くようなことがやってくると、波が立って波紋が広がっていきます。そしてまた時間が経てば、すーっと湖面がフラットになる。
はずなのに・・・
不快なことを感じるのが癖になっている人は、
更に湖面を揺らし続ける不快を見つけ(探し)始めます^^;
過去の経験や未来からの不安を引っ張ってきては、わざわざ、ザワザワする感覚を味わい続ける・・・趣味みたいですね(失礼)
逆に、快を感じていて、気分が上がったら、今度は、スーッと湖面が静かになる時に、もっと味わっていたいような、寂しいような、残念感を感じたりするものです。だから、無意識にまた次の刺激を求めようとするのかもしれません。
フラットな状態って、気分の上り下がりがないから、湖面の揺れがないから、とても『ラク』なはずなんです。この『ラク』という感覚が、「超幸せだよな~!」と思うんですよ、私はね^^
その状態の心地良さに気づけたら、わざわざ特別な何か、特別な幸せ探しをする必要もなくなります。
冒頭の「私は、この先の未来、幸せについて考えるなんて、別にどうでもいいなぁ」という感覚が、まさにこれなのです。
そしてこのフラットな状態って、実は、、、一日を通してみたら意外とあるんですよ。
あなたがもっともっとと求めちゃうのは、平凡(当たり障りのないこと)はダメなことだと思っているから。それは、過去に誰かに刷り込まれ、あるいは捉え、勘違いしているだけです。
良い学歴、良い会社
成功しなければ、幸せになれない
結婚しなくちゃ、子どもを産まなくちゃ
家を持てば、幸せになれる
何か特別がない=幸せじゃない
といった具合に。
自然に任せていると、あなたを幸せに導くメッセージが拾いやすくなる
私は、気分がマイナスやネガティブになったら、プラスに、ポジティブにしよう!なんてことは言いません。マイナスにいるなら、そこでそのマイナスを味わって、波紋がすーっと静かになっていくのを待っててね、とお伝えします。そしたら自動的にゼロに行くから・・・と。
この自然の流れに逆らい、ネガティブな感情を感じたくない、こんなことを思う私はダメなんだ、と、もがくから、余計に波立つのです。今、幸せの中に居ながら、もうすぐこの幸せ感がなくなってしまう、と恐れるから、波立つのです。
常に波立たせていれば、こころは疲弊します。
もう一度言いますね。
フラットな状態が、何もないことが
こころにも、カラダにも
ラクで心地良い状態なのです。
ひとそれぞれ、求める幸せのカタチは違いますが、快がなくなることに不安を抱いたり、不快に居続けようとする癖があるなら、このフラットな状態を作ってみましょう。
自然の中に身を置いてみることでも、瞑想することでも、音楽でも運動でも、あなたの思考が静かになること、こころが休まることが良いですね。
自分の状態に気づき、感じ、自分で選んでゆく、それが
「いま、幸せを感じるチカラ」に繋がってゆきます。
そして、このフラットな状態にいる時に、私達は、潜在意識と繫がり
多くのメッセージを受け取ることができるのです。
そのメッセージこそが、あなたを幸せに導く声かもしれません。
これは誰もが持ち合わせている力で、簡単にできること。忘れてしまっているだけです。
実は今朝も、洗濯機を回し終わったときに「あ〜幸せだな〜。なんだかわからないけど^^」と、感じていました。
それは明らかに、何も探していない時でした・・・
スプーン曲げワークショップでは、イライラモヤモヤの元、固定観念に気づいて、解放される方法をお伝えしてますが、その時に使うキーワードが
『それ本当? 誰が決めたの?』。そしてもうひとつ、「△△と思っている私がいる、以上!」「◯◯と考えている私がいる、以上!」です。
これらは、自分自身を俯瞰し、物事に対してジャッジせず、事実を観る力、フラットになる状態を養うものです。
6月に大阪と横浜で開催するワークショップで、この言葉の意味を体験してください。不幸せ探し、幸せ探しが癖になっていたら、習慣を変えてゆきましょう!