あなたのバランスが整えば、子どもを放ったらかす、という感覚さえなくなる
私は、子ども達を助けたい、なんとか良い方に向かって欲しい。
長年、そう思ってました。
親なら、愛する我が子を心配するものですよね。
ですが、その『心の配り方』をついつい間違えてしまうことが多いようです。
よくお母さん達に、「誰のための心配ですか」というお話しをします。
すると、気づかれます。
「私のためでした」
「私が安心したかったのですね」
では、放置すればいいのか、といえば、そうとも違うのです。
バランスの問題です。
そして本当はあなたの問題、あなたが悩んでいるのに
あたかも相手の問題として、すりかえていないかどうかがポイントです。
なので、あなたのカラダと心が整えば、放置という感覚すらなく
お子さんと良い距離感を築いてゆけるでしょう。
先日、ある人とお話しをしている際、このようにおっしゃっていました。
「以前、この子は大丈夫だろうと放ったらかしにしていたら、とんでもない方向に行ってしまってたので、まったく放置することはできないと思ってます。かといって、もう子どもも、20代でいい歳なのに、いちいち声をかけるのもどうかと・・・。
本人もダメなところは重々承知していて、どうしたらいいのか、わからずに苦しんでいると思います。でも私ならこうするのにと思ってしまったり、そうすると、ちょっとイライラしちゃったり・・・もうどうしたらいいものか・・・。」
とグルグルとされていました。
本当にね、どこまで手を差し伸べたらいいのか、その時々に悩みますよね。
この時、私はこのように質問しました。
「目の前のこと、そのお子さんが、自分の心を写す鏡であるとするなら、あなたの心の内側をお子さんは、どのように見せてくれていると思われますか?」
すると
「やっぱり、私なんですね。『私が』どうしたらいいのかと、苦しんでいるんですね。まだまだ私ならこうするのに、と子どもを自分の枠にはめようとしているのですね。私に、そういう枠があるのですね。」
気づけば、後は大丈夫です^^
目の前の相手が鏡となって、自分では知ることができない自分の姿を見せてくれているんです。
あなたが悪いとか、相手が悪いとか、そういったことではなく、自分の心の内側にある本当の自分の気持ち、思いに気づかせてくれるのが、人なんです。
そして、相手が身内であればあるほど、とても大きな気づきを与えてくれます。特に、子ども達やパートナーは、あなたを助けるために、たくさんお知らせしてくれてます^^
潜在意識にあるものを顕在化してくれるのです。顕在化すれば、もうそれで終わります。
悩みや問題は、観方、捉え方のバランスが偏ってますよ、というお知らせなんですね。
自分の内側が、苦しんでいるから、自分が悩んでいるから、相手も苦しんでいるように見える、悩んでいるように見えてくる。
このように自分に気づければ、さほど相手のことも気にならなくなるかと思いますが、なかなか今までの習慣で、すぐにスッキリ!とはならないかもしれません。
そんな時、このどうすればいいか。『放置』についてお話しすると・・・
放ったらかし、ではなく、互いに寄り添うというスタンスが取れればいいですね。それには、心地良い互いの距離感を知っておくこと。
知るためには、やはり相手に聞いて(質問)みて、聴く(自分の意見は横に置いておく)。
その上で、自分の希望、気持ちなども、ちゃんと伝える。どちらかに合わせようとするのではなく、どのような距離感が良いのかをすり合わせてゆきましょう。
そして、
「こういった場合は、教えてね。その時にまた良い方向へ向う様に話しをしよう。」
など、提案も入れておくと良いかと思います。
人の気持ちは、コロコロと変わるものです。
それはたとえば、ホルモンのバランスや、カラダが硬くなったりすることで、イライラしたり、モヤモヤしたりするのです。同じことが起きても、気になるときと、そうでないときがあるのはそのためでもあります。
私たちのカラダは、無意識のうちに多くのストレスをためているものです。触れられて、はじめて「こんなに凝っていたんだ?!」と気づくことがあるように・・・。
自分のカラダと心のお手当てを知っていると、ちょっとイライラした時は、ここに触れてあげよう、不安になった時は、ここに触れてあげよう、といったことができるので、とても安心できます。逆に、触れてみて、『あ、ちょっと頑張り過ぎてたな』『考え過ぎてたな』と気づくことができます。
『自分で自分のカラダと心を整えることができるんだ』ということを知っているだけで、慌てることなく、安心できます。
自分の内側が安心できると、外側の世界(人)のことも、大丈夫と思えたり、安心して接することができるのです。
あなたもぜひ自分で自分に優しく触れて、どこにどんなストレスがついているのかに気がつける『和みのヨーガ』で、セルフケアを身に付けませんか?
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