不登校の子どもの未来に誰かを当てはめ、不安に陥っちゃう時にすること
義兄について「いつか仕事してくれるだろうと待つこと20年。ずっとニートなのを見ていて、自分の子どもをこのまま待っていることに不安を感じる。」
ということについて、こちらの続きなのですが・・・
別記事で書きますと言いながら、すっかり日が経ってしまいました。
身近な人、このお話だと義兄を自分の子どもの未来に繋げて観てしまっていて、不安に陥っているわけですが、これは多くの人が日常でやっていることです。
あなたは、今の自分や身近な人の状況から自分の未来、自分の大切な人の未来を考える時、誰かや多数派、あるいはテレビや友人からの情報、過去の経験を当てはめて、不安にかられることはありませんか?
では、こんな時、どうすればいいでしょうか?
意識を未来から今に向けると可能性は無限大!
結論から言うと、上に書いた見出し通りです。
「意識を未来から今へ」戻す、向けてゆくだけで、お子さんの可能性は無限大に拡がってゆくので、あなたはきっと安心感を得られます。
ただ、練習によって新たな思考経路の線を太くしてゆく、あるいはプログラム(今までの習慣)の修正が必要です。
そして、全部端折って簡単に言うと…
「先のことはわからない」
ということです。でも、この一言は、頭で理解されてて、でもそう簡単に思えなくて不安になっちゃうんですもんね…。なので、具体的にどうすれば良いかを書いてみます。
私達が、不安な未来を想像し、心配になる時は、だいたいこんなことをしています。
私達がいるのは、いつだって「今ここ=A」にも関わらず、「わからない未来=B」に意識を向け、その未来を「一般的(多数派)意見や、あなたが知っている範囲内の情報(過去の経験も含め)で決めて、心配や不安な状態でいる」ということを「今ここ」の瞬間、瞬間でやり続けているのです。
AなのにBでいることをし続けている。それは、そういう今(→すぐに次の瞬間になる=今のすぐそばの未来)を作り続けているということです。今の繋がりが未来なので、あなたは、心配な状態の未来Bを創り続けている、ということです。
だとすると、待っていては義兄のようになってしまう、そんなの困る、不安、心配という状態に居続けている = そのようになるよ。ということです。どうします?
(文章だけだと、ヒジョーにわかりづらいですよね。そのうち動画にしますね。またいつになるかわかりませんので、待てない人は、カウンセリングで直接会う、あるいは、ビデオ通話でホワイトボードに書きながら説明するので、利用してください。とりあえず文章化、頑張って続けてみます)
これでは、嫌なんですよね?
じゃあ、もうその未来の妄想Bはやめましょう。
そして、今に意識を戻してきましょう。
今という事実を観て、今を選択すると不安感から解放される
まず、今という事実を観てゆきます。
仕事に行かない、学校に行かない、という事実があります。
この状態は、行ってる人と比べたら、何が違うのか?
行かないことによって、何が発生したのか「事実」だけを出してみます。
例えば「時間」ができました!
じゃあ、その時間を使って、何がしたい?何する?どこいく?一緒に何かする?
未来のために、ではなく、「今」何がしたいのか?だけに注目してゆきます。
特に何もなければ、しなくていいし、やりたいことがあれば、すればいい。
今は、「学校に行かない」のだから、学校のことはどうでもいいんです。
やりたいことだけやってればいい。何もしたくなければしなくていい。
今、これやる
次の
今、何もしない
次の
今、それやる
次の
今、あそこに行く
次の
今、あれやる
・
・
・
そんなことをしている間に、いろんな可能性が出てくるわけです。
決めた未来Bと比べたら
今、をたくさんこなしてゆく中で、一つの今がAに、一つの今がCに、Dに、Eに・・・繋がってゆき、Kという形や、Xという形になるかもしれない・・・あるいは、Pを経過してGになったり・・・と、無限の可能性が出てくるんです。
今、したいことをする、したくないことはしない、そんな風に今を選択してゆくことで、Bで感じていた不安、心配から外れて安心して今を楽しむことになります。
なんとなくイメージを掴んでいただけましたか?
変えられるのは自分のことだけ
さて、ここまで読まれたあなたは、じゃあ、義兄はどうなんだ?と思うかもしれませんが、義兄は義兄です。義兄が選択した今があるのです。あなたが心配することはありません。心配を始めると、また心配な結果が続いてゆきます。
こればかりは、聞いてみないとわかりませんが、義兄は義兄で、義兄の両親は両親で、ずーっとAの状態で生きてきたのかもしれません。
少しだけ義兄について触れてみますが、義兄についての事実は、冒頭の文章からだと
1、「20年ニートで仕事に行っていない」ですね。
2、そして義兄を見て「不安を感じている」ことも事実になります。
1は動かしようのない事実です。ですが2は、自分が感じているものなので、違う気持ちを感じられるように、ご自身が視点を、意識を、変えてゆくことは可能です。
その方法は、「未来から今に意識を向けること」と、先ほど書いた通りです。
不登校であるお子さんには時間(一つのたとえです)ができましたね。
なので、お子さんに、
今、学校に行きたくないんだから、行かなくていいよ。その行かない分、自由な時間ができたから、好きなように時間を使ってごらん。今、これやりたい、今、数学のこの問題集やりたい、今、この番組を観たい。今、友達とメッセージのやり取りをしたい・・・そして、やりたくないことはやらなくていいし、今日は学校に行ってみたいと思ったら、行けばいいし、何もしたくない時は、何もしないでいい。
そうやって過ごしてたらいいよ。学校に行けない自分を責める必要ないし、あなたは自分の人生を自分で創ってゆけるから大丈夫よ。何か必要なことがあったら言ってね。できる範囲で手伝うし、一緒に考えるし。
というようなことを伝えられるといいですね。
そしてお母さんは、お子さんに、何かしら伝えたら、もう心配な未来を妄想しないと決めることです。そしてあなた自身も、今、何をしたい、どこに行きたい、と今の自分に問いかけながら、やりたいことをやってゆきましょう。
今を精一杯生きられる人だけが、人生を素晴らしいものにしてゆける
おさらいです。
義兄 イコール お子さんの未来
と捉え、紐付け、不安になっていました。
お子さんの今 = 不登校 ですけれども
お子さんの未来 not イコール 今(義兄の状態) です
未来と今は一致しないということです。今の積み重ねが未来を作るんだけど、今は、いくらでも選択し直せますよね。だから可能性無限大なんですが…今、あなたが不安な未来にフォーカスしてたら、その通りになるよ、というのが、この記事でお伝えしたかったことです。
未来から意識を今に戻し、今、何をしたいのか、問いかけ、ただそれをたんたんとやること = 今を生きること をしてゆきましょう。それは、あなたが、です。お子さんには提案という形で十分です。
今を精一杯生きることができる人は、人生を素晴らしいものにしてゆけます。
なぜなら、自分を大切にしているからです。
そして、今を生きている、今を選択してゆくことができるということは、今、目の前の人、今、目の前のことも大切にしてゆくことができるようになるからです。
その時々に、その場=今には、いろんな可能性を含んでいます。
なので、冒頭でも言ったように、C,D,E・・・と可能性は無限大なんです!
それでも、なかなかそう上手くは切り替えられない、できないというあなたは、ぜひカウンセリングやセラピーなどで、その自動的に働いてしまう癖、プログラムを書き換えてく練習をしましょう。お気軽にご相談ください→