今どんな状況でも、すべてが懐かしく、切なく、かけがえのない愛しい日々になる
子どもたちが巣立っていく日があることは知っていました
でも、その時の私はどんな風に生きていて
どんなことを感じるのか、なんてことは
子育て真っ最中には、想像すらできませんでした
ただただ必死で、あっという間に一日が過ぎて行く
今でこそ、子育て中のママ達に
「もっと楽にゆるく子育てしよう」
なんてお話しをさせてもらってますが
当時の私は、自分を責めない日はなかったように思います
核家族、親との同居、シングルマザー
いろんな形があって、いろんな人間関係の中で、ママ達は頑張っている
でも、できていないことに意識が向いてしまったり
さらに、こころにゆとりがなくて、つい声を荒げてしまったり
後で、自分を責めちゃう
子どもの寝顔を見ながら、ごめんね、って謝ったりね・・・
こんな母親ではダメ
こんな嫁ではダメ
こんな妻ではダメ
そんなにガマンしてるのにね
そんなに頑張ってるのにね
罪悪感はね、愛があってこそです
だからね、大丈夫
あなたは初めての経験、偉大な経験をしているんですよ
迷い、悩み、心配し、不安になりながら
あなたは十分、頑張ってる
だから、どうか自分を責めないでください
そんなに頑張ってる自分を、あなたが労ってあげてね
自分の中に愛があってこそ、って信じていこう!
だから、この子は大丈夫、って信じていこう!
一生懸命だった・・・
それはいつか必ず、何らかの形で返ってくる
そんな日を想像できなくても、ご褒美は、必ずやってきます
「母」を経験させてもらったことに、感謝する日がやってきます
それは、今思い描いているよりも、信じられないほど
あっという間に、やってきます
一生懸命だったから・・・
もう3年前(2015/4/2)になりますが、不登校だった息子が
初出勤の日に届けてくれたメッセージです
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初出勤終わって、今、帰ってきたよ。
職場出てから、買い物を含めて40分かからないで帰ってこれるとか
奇跡のような環境です。
I○○Aはやっぱり、素晴らしい会社でした。
ってもまだ初期のトレーニング段階なんだけどね。
すぐに独り立ちするから、これからより一層、マミーはマミーの人生を歩んでね。
ここまで、たくさんのサポートをありがとう。
大好きで、素晴らしい母の元で育つことができた自分は、本当に幸せ者です。
そして、これからさ、お互いの近況報告がてら
食事の機会をたくさん迎えられることを楽しみにしています。
ありがとう。
息子は楽しく笑顔いっぱいで、たくさんの人の生活をより良くするサポートをしていきます。
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このメッセージをもらった時、母親として、本当に一区切り、を感じました
娘を5年前に大阪へ送り出す時も、なんとも言えない気持ちでした
子どもの学業期間が終わり、社会人としての一歩を踏み出してから3年、5年と、これもまたあっという間です。
早く子育てから解放されたいと、あれだけ思ってたのに…とてつもない寂しさや切なさ、そして感動と感謝の気持ちで包まれたのを思い出します。
すべてが懐かしく、切なく、かけがえのない愛しい日々でした。
ありがとう。二人の子ども達に、こころから感謝します。
きっとあなたにも、こんな日がやってくる。