不登校体験記 その4
今日は、中学卒業から高校までのお話しを進めます。
中学2年生になってから、丸1年、学校に行かない日々が続いてましたが、流れに任せていると、学校の計らいがあったのか、ただの偶然だったのか、中学3年の息子の担任が、サッカー部の顧問の先生になり、4月の早い時期に自宅まで訪問してくれて、いろいろ話しをしてくれました。勇気づけてくれたようでした。
そして彼は、学校へ戻るキッカケを得たのです。
1年も学校へ行かなかったわけです。
最初の一歩、久しぶりの登校の日、彼の胸の内も、どれだけ勇気が必要だったかも、私には想像もできません。
ですが行き始めたら、この1年間がなんだったのかというくらい、すべては順調に回ってゆきました。体育祭では、全校生徒の前で朝礼台の上に立ち、準備運動のお手本する役?リードする役?のようなことをするまでになり、なんとか卒業まで通うことができました。
勉強面については、夏休み前に、
「高校は卒業したい。でも1年間、何も勉強しなかったから、塾に通わせて欲しい」
と、自分から言ってきたので、私はOKしました。
勝手に学校行かないで、勉強もしないでいたくせに、なんで私がお金を払って勉強させなくちゃならんの?!というのが本音でしたけど^^;
高校受験も、なんとかうまくいき、公立の単位制高校の合格をもらってきました。
1年間という、短くも長いトンネルをくぐり抜け、その後は、まるで外界の眩しさを懐かしく眺める感じでした。
晴れて高校生となり、今でも続く仲良しの友達にも恵まれ、音楽(バンド)も部活も楽しみ、順調に見えましたが・・・なんと高校2年で、また学校に行かない日がやってきました。
ガックリと肩を下ろすとは、このことです^^;
今度は、登校拒否・・・
「お金を払って、こんな授業を受けるくらいなら家にいた方がマシ」とエラそうな(そう感じてました)ことを言い、時々、友達に会いに行ったり、部活だけ行ったり、学園祭の時期だけ、放課後に学校へ向い準備したりと、息子本人が「不登校と登校拒否は違うんだ」と言ってたように、中学時代の不登校とは、まったく違う行動パターンでした。
中学校の時のように私はもう心配はしませんでしたが、「あんた高校は卒業したいから、と言って塾に通わせてって言ったよね?」と、たまに攻めよれば「うん、4年通っても卒業はする!」と言ってました(高校は単位制でした)。
なのに、、3年時の夏休み前に突如
「俺、夏に高校卒業程度認定試験が受かったら高校辞める」
って・・・???