シングルマザーさんは特に、罪悪感より自分の幸せを許してゆこう

あなたは、自分が離婚してシングルマザーになったことで、子ども達に罪悪感を抱いていませんか?

 

「私が生まれなければ、ママには別の人生があったのかもしれない」

いつだったか、娘に言われたことがありました・・・

「あなたなんて産まなければよかった!」

という言葉を私は投げたことはありません。結婚生活、離婚後の生活がどんなに辛かろうとも、子どもを産んだ事に対して、そのように思ったことはありません。

この娘の言葉は、私がデキ婚だったことで、自分がママのお腹に宿らなければ、ママはパパとは結婚することなく、別の人生があったのかもしれないのに、ということでした。離婚することなく、家族仲良く暮らしていたら、このような思いをすることはなかったでしょう。

彼女は、自分の『命』を否定している時期がありました。これはさすがに、私にとっても辛い状態でした。我が子が自分の命を否定しているなんて。

目の前の出来事は、自分の内側の反映、こころの鏡です。私は、それまでの私を否定していたのですね。子どもに対して、罪悪感をとても抱いていました。

昨日は、不登校からの話しで、罪悪感は、子どもへ悪影響しか与えないよ、というような記事を書きました。

 

私が選択した離婚によって、私はラクになりました。

その裏で実は、「子ども達に辛い思いさせて、私だけ幸せになるのはダメでしょ。それ、親としてどうなの? 私は旦那との結婚生活からは解放されたんだもの、これ以上、望んじゃいけないよね」

と、自分に制限を加え、

「子ども達に不憫な思いをさせている、悲しい思いをさせている、父親を取り上げてしまった」と、私が勝手に罪悪感を作り上げて自分を責め、私の価値観で、どこかへ連れて行くこと、何かをさせること、お金を使えば罪滅ぼしできてる気になって、自分だけ気持ち良くなってました。

 

これってエゴでなくてなんだろう?

後から気づいたことです。何をしたって、父親がいた生活は埋められないし、父親代わりはできないのに。

 

私が私を責めること、罪を負うこと、お金を得るために頑張ること、それらでしか子ども達に罪滅ぼしはできない・・・

そんなことを思いながら、そのような生き方をしていれば、言葉や表情に現れます。

その結果「私が生まれなければ、ママには別の人生があったのかもしれない」という罪の意識を娘に与えていました。

 

不幸せそうな母親を見るたびに、純粋な愛を持っている子ども達は、「私がいるから・・・ 私のせいで・・・お母さんは幸せになれないんだ」と、子どもが自分に罪を作り、自分の存在を否定してゆきます。

こうやって、罪は罪を重ねてしまうのですね。なので、罪悪感は不要なのです。

 

だから、もしあなたが罪悪感を感じてしまうなら、それはエゴじゃないか、自己満足じゃないか、ちょっと疑ってみてください。あなたが自分を責めていたら、これ必要ないわ、悪い癖だわ、と思ってみてください。

 

そして、私は幸せになっていいんだ、と自分を赦してゆきましょう。本当の笑顔を取り戻してゆきましょう。過去を悪いものとして扱うのではなく、今を幸せに生きるための栄養にしてゆきましょう。

 

だって子ども達は、お母さんがニコニコと幸せそうだと、とても安心できて、嬉しいのだから。

 

子どもの幸せを願うなら、お母さんが独りで頑張ってガマンして、不満をためるんじゃなく、お母さん自身が幸せな状態を保つ努力をしよう。そのための一歩が、 自分に幸せを許可すること です。