ハイハイの可愛いらしさを二度と見ることはできなくなる

私達、親というのは、ついつい自分の子と、他の子と比べては、過剰に心配したり、不安や焦りを抱えるものです。

その心配、不安、焦りの向き先は2通りあって、1つは子どもの発達状態、もう1つは、「私の子育ての仕方が悪いのかな?」と、お母さん自身を責めがちになること。もちろん、同時に起こっている場合もあります。

あなたは、自分を責めていませんか?

 

私は、娘のオムツトレーニングの時、とても必死でした。
時間を見計らってトイレに行かせ、子供用の便器を装着して座らせ、トイレのドアを開けっ放しにしながら、「出るかな~?」なんて言いながら待つ。話しをしながら待つ。だんだんイライラしてくる。

そして、諦めてオムツパンツを履かせた途端に、パンツの中でジャー・・・イライラマックスです^^;

「なんで、教えてくれなかったの?」「あ~、失敗しちゃったね」

などと酷い責め言葉を言ったかどうかは、もう20数年以上も前のことなので記憶にありませんが、ただ、必死だったことは、ハッキリと覚えてます。

その必死さは、「他の子のように、他の子よりも」というものでした。ママ友の話しだったり、世間一般の情報に踊らされて焦ってたんです。

 

オムツトレーニングのみならず、0~3歳くらいというのは特に、「このくらいの歳では、だいたい下の歯が生えてくる、つかまり立ちするようになる、一言二言、単語が出てくる・・・」など、仕入れた情報から、我が子が少しでも外れると心配になったりするものですよね。

 

娘、一歳になる前、約26年ほど前でしょうか(笑

 

そして仕入れた情報のようにできないと、この子は、他の子より劣ってるのかしら? この子は、どこか、おかしいのかな?大丈夫なんだろうか・・・と、不安になったり、嫌がっているのに、ムリにやらせようとしたりして、お母さん自身がイライラしてくる、なんてこともありますよね。

 

他の子と比べたり、育児関連の雑誌やいろんなところから入ってくる情報に、焦りを抱いている時、まず、その焦りは、『どこに、誰に』向っているのか。そして、いま、できないと、本当にダメなことなのか。そんなところをチェックしてみて欲しいな、と思います。

多くの場合、他の子ができてること、外側に、意識が向き過ぎなのかもしれません。

 

小さければ小さいほど、子ども達の成長は、あっという間です。これは後からわかることなんですけどね・・・。

 

『できない時を楽しむ』くらいの気持ちでいられると良いですね。ハイハイから立ち上がり、歩けるようになると、ハイハイしていた姿の、あの可愛いらしさをもう二度と見ることはできません。

 

だからね、誰かと比べることなく、焦ることなく、『いま』という時間を目の前のお子さんと、大切に過ごして欲しいな、と思うのですよ^^

 

そのために必要なのは、やっぱりお母さん自身のこころのゆとりですね。どうやったら、ゆとりがもてるだろう?そこを一緒に考えてゆきましょう♪